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戸袋工事を紹介します。アルミ製の戸袋を木製の戸袋で覆います。材料の選別、デザイン、加工、取り付けとすべてが手作業による手造りの戸袋です。
この写真は戸袋の側板、上桟、下桟の板です。側板には彫刻が施されています。
建物への取り付けが始まりました。
大輪の部分はヒナトメの小口止メになっています。上桟,下桟は二枚ホゾで抜いてあり、釘を使わない仕事で組んでいます。
戸袋取り付け途中です。二枚ホゾの仕事と彫刻の様子がよく分かります。
鏡板が入った状態です。
甲府に雪が降ったので、早々撮ってきました。和風の持つ魅力のひとつに、資材の持つ質感、美しさがあります。木の持つ味わいや感触からは、鋼質のものにはないやわらかさ、和やかさが伝わってきます。
中庭に面した内縁,南東の角から中庭方向を見たところです。外部の軒がそのまま家の中にに組み込まれ、内縁の天井となっています。杉丸太は家の中から半分見えるようになっていて、杉丸太の下には壁が付きます。次の写真でその様子が分かります。
上の写真と同じ位置から北方向を見たところです。仕事もだいぶ進み、内縁と分かるようになってきました。杉丸太に下に壁が付き、サッシが入り、カーテンボックスが取り付けられました。
上の写真とは反対に北東の角から南方向を」見たところです。サッシで囲まれたところは中庭で、建物の外になります。中庭を囲む三角はこのように杉丸太が組まれ、カーテンボックスが取り付けられるという非常に手の込んだ仕事となっています。
6月3日に棟上げ式を終え、それから屋根下地工事に着手し、2ヶ月ほどを費やしました。
8月に入り瓦上げが始まり、葺き始めた屋根工事も、紅葉の便りが聞かれるようになった10月
半ばに完成しました。今年の夏は酷暑日、真夏日が何日も続き瓦職人は本当に大変でした。
この写真は建物全体を写していて、屋根の形状がよく分かります。中央のブルーシートの右下が
正面玄関になります。
上の写真よりもう少し左に移動し、軒下近くからみたところです。屋根の反りの曲線と、化粧垂木、
カヤ負い、木負いの反りの曲線が品よく仕上がりました。その屋根が3層に重なったところです。
鬼瓦の上から前方に突き出ている角のような形をした円筒形の丸瓦は鳥衾(とりぶすま)と言い
鬼瓦に鳥が止まったり、糞をかけたりしないようにするために、鳥が止まる場所としてつくられた
ものだそうです。最初の計画では鳥衾の予定は無く、瓦職人が葺いている途中で、より見栄えが
良くなるからということで、勘定抜きで葺いてくれたものです。
上の写真から更に左に移動した建物西側面です。鳥衾のシルエットがよく分かります。無いこと
を想像 してみると、屋根全体の雰囲気が違って見えます。この屋根の形状にはとても合っている
と思うので、つけてもらえて良かったです。さすが瓦職人の心意気と言ったところでしょうか。写真
左半分は建物の裏にあたります。
上の写真から更に左に移動したところです。建物の裏にあたる部分全体が写っています。
ここは建物の東側面 です。
屋根の形状を設計する上で一番思い悩み、苦しんだ場所です。思案の末清水寺風に
という方向性が決まり、屋根全体が決まっていきました。繊細な屋根,流れの起こりと
軒の反りが上手く決まりました。
ここは建物の南東にあたります。
南東の角から見上げたところです。木造建築の美しさ伝わってきます。
建物を南正面から見たところです。