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                    設計 (株)住まいの松木一級建築士設計事務所

                    施工 株式会社住まいの松木

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 工事前     

今回は古い住宅の再生工事を紹介していきます。このお宅ですが、山梨県  北杜市長坂町に 在り、築120年位(明治時代中期)だそうです。下の写真は建物を正面から見たところです。 この写真では 見えませんが右側に玄間があります

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 解体 工事

 まず建具をはずし、軸組みだけを残し、すべて撤去していきます。

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 玄間ポーチや犬走り、土間のコンクリートをすべてはつります。

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  床も撤去します。

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 漆喰の壁も取り除かれました。

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  梁間調整、レベル調整をしだしました

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 床を撤去したら、台所だった所から井戸がでてきました。塩、米、酒で清めをしました。

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 洗い

 高圧洗浄機で材料を洗い、ほこりを落としていきます。

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 玄間越しに見たところです。

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 坪庭から玄間方向を見たところです。

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 土間からの眺めです。

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 土間方向を見たところです。

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昨日用事があり伺った折、中を案内され、坪庭も見せていただきました。枯山水をイメージしたそうです。敷地の中にこういった空間があると建物が生きてきます。きっとこれからの長い年月、四季折々の自然の表情が、ご家族皆様の生活に溶け込み、癒され、かけがえの無い空間になっていくことと思いました。

  

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                       設計 (株)住まいの松木一級建築士設計事務所

                       施工 株式会社住まいの松木

                       完成 平成25年

昨年6月に棟上げ式を挙げたS邸、着工から1年4ヶ月を経て完成しました。

今から門や塀の工事を予定しています。

 外観

東側から見たところです。 起こり屋根の軒反り屋根です。

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南東から西方向を見たところです。東端から玄関までの土庇は米松の4寸5分角柱、桁も米松で長さは8.5間あります。建物全長は15.5間になります。壁は漆喰仕上げ。アルミの戸袋を木の戸袋で覆いました。

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玄関から東方向を見ています。玄間の間口は10.5尺あり、竪格子戸を4本引き違いで計画しました。

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玄間から西方向を見ています。上の写真と合わせて見てみると、家の長さが分かります。メートルに換算すると、ほぼ28メートルあります。
 
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南東の角から北方向を見たところです。屋根の反りに合った茅負い、裏甲の曲線が美しいです。

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南西の角から見たところです。家の迫力を増す狙いで、手前内縁の桁高さは3メートル、1F本館桁高さは4.75メートルあり、一般的な平屋桁高さからみると1.75メートルほど高く設計されています。一番高い軒は2Fの軒です。  玄関降ろし屋根のケラバは箕甲屋根が付いています。

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屋根のおこりの様子がよく分かります。 化粧垂木と屋根勾配との差が良くわかります。

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南側の屋根全体の様子が分かる写真です。手前の建物は解体され造園予定です。

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西側から見たところです。屋根のおこりと反りの曲線がきれいです。今回は、初歩的なものなのですが、昔から神業とも言われる大工の規矩術(さしがね術)を要し、化粧垂木,野垂木共、反り先最後の1点になるまで勾配を変えることなく完璧な仕事から生まれる屋根の美しさです。反りだしは、桁芯より垂木1本手前から反りだしています。

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北西の位置から見たところです。

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北東の角から見たところです。出し桁の降ろし屋根のケラバは箕甲屋根を付けました。

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 上の写真と同じところを写しています。

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建物の裏で、写真中央の凹の場所が玄関を入ってフィックス越しに見えるところになります。坪庭を計画しています。

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上の写真の屋根を写したところです。

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 ここに坪庭が造られます。踏み石が据付けられれています。

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屋根を繋げなかったのは、坪庭の植物に雨、露があたるように計画をした為です。

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土間を外から見たところです。丸太仕事がしてあります。写真では分かりにくいですが、土間も壁と屋根の間に丸太が使われています。

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上の写真の反対側です。坪庭は4方から眺めることができるように計画されていて、土間以外の3方は廊下とその先にある浴室です。坪庭を囲む4方すべてに、丸太仕事がしてあります。
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北東の角から建物を見たところです。

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内部・玄関

玄関ホールより玄関を見たところです。10.5尺の間口にヒバ材の竪格子の4本引き違い戸を配しました。土間は300㎜×600㎜の黒御影石で仕上げ、壁は京壁塗りです。

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玄関ホール正面です。障子の下はフィックスになっていて、坪庭が楽しめるよう設計しました。障子のところには引き違いの鋼製建具もあり、風通しのことも考慮しました。左側のRの下がり壁の先は、土間になっていて、坪庭に出ることができます。

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 玄関右側を写しています。中央のRの下がり壁の先はプライベートゾーンで台所や居間があります。その右の襖は下足室の入り口です。 DSC03685.JPG 

 

 上の写真と反対の玄間左側になります。式台にはけやきを使い、障子を設けることにより、採光と風通しを確保することができます。

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けやきの木目がきれいです。

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段上から框,透かし目地,式台,蹴込材と重なっています。蹴込材に靴が当たらないように御影石で一段設けました。
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上の写真と同じ箇所を角度を変えて写しています。廊下の奥、突き当たりに老人室があり、廊下の右側、障子の枠が黒く塗られているところは2間続きの和室になります。

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玄間ホールより玄間西側を見たところです。

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坪庭に出る土間全体を写しています。式台はけやき、土間は黒御影石で、共に玄間と同じ仕様です。正面の下地窓がアクセントになっています。
 
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下地窓には女竹と藤蔓(ふじつる)を用いています。女竹を壁にはめ込み、藤蔓を絡めました。大工職人による手造りです。写真では見にくいですが、下地窓には両開きの障子が付いています。余談ですが下地窓の呼び方の由来は、昔の工法の土壁の下地からきていて、土壁の一部に土を塗らないで、そこを窓とし、下地越しに月や景色を眺めたのでこの呼び方があると聞きました。

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 現在すでに造園業者さんが施工を始めました。私も楽しみにしています。

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玄間を入って右側のR壁のところがリビングに通じる廊下です。

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下足室

下足室には3ヶ所の出入り口があります。襖と竪格子の空戸です。空戸は吊り戸になっているので、足元の邪魔になりません。その先の襖を開けると和室の居間に直接入ることができます。

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下足室から玄関を見たところです。

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 下足室の中の様子です。下足室なので収納力を増すため、壁全体が棚でもいいのでは、という考えもあったのですが、空戸越しに中が見えるので、きちっとした玄間収納で設計しました。天板は栂の無垢材でウレタンクリアー仕上げ、引き戸は米松の板目で考えました。

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反対側から見たところです。こういった部屋があると玄間が容易に片付けられます。

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和室の居間への出入り口です。

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 座敷

2間続きの和室の上座敷で9畳あり、本格的な書院造りになっています。本床は1.5間あり、畳床としました。左手に出書院、床脇には天袋、地袋、違い棚を配しました。天袋の引き違い戸は金箔貼でちょっとしたアクセントになっています。床柱は特別な柱は使わず、桧の4寸角,割り物,4面無節,2面柾目,背割れはもちろんありません。他の和室の柱は4面無節とまではいきませんが、すべて割り物で背割れはありません。大面が柾目になるように配置するのに苦労しました。

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床脇を見たところです。 

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 床框、落とし掛けはケヤキです。

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 座敷和室の襖,障子はすべてカシュー塗りで仕上げました。

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 天井の高さが3メートルあるので、欄間の高さを60センチにしました。

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 和室より坪庭方向を見たところです。

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老人室

玄間を入って左側の廊下の突き当たりに老人室があります。

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 居室部分は板畳と畳を合わせて8畳強あります。

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 居室から続く収納部分とトイレ、洗面(右側の襖に隠れています)です。

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居間、食堂

 下足室から直接入れる和室の居間です。

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 この部屋には神棚、仏間があります。

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上の和室の居間とバリアフリーでつながっているフローリングのリビングとその奥(写真左)のダイニング。化粧梁がアクセントになっています。照明は間接照明で設計しました。収納カウンターの間に見える格子の中にはエアコンの室内機が入っています。

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 居間横和室から上の写真と同じ箇所を写しています。

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台所からダイニング(手前)とリビングを見たところです。左側壁面全部が収納カウンターになっています。天板は栂の無垢材、扉は開き戸で銘木突き板です。ダイニングとリビングの間仕切りとして銘木の突き板フラッシュ戸が4本あり、写真右側の壁に引き込まれています。

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 右側の襖は壁に引き込まれ、和室の居間に続きます。

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 リビングから玄間方向を見たところです 。 

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 逆に玄間からリビング方向を見たところです。階段があるのが分かります。

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施主のS様が「家を建てます」と仰ってから、計画、設計、施工と2年近く経ってしまいました。まだこれから門や塀など大事な仕事が残っていますが、とりあえず今は、住宅が無事に引き渡せた安堵感と寂しい気持ちが入り混じった、うまく表現できませんが、そんな心境です。
S様は私の意向を理解してくださり、設計、デザイン、仕様等かなり思い通りにさせてくださいました。私も今まで培ってきた知識や知恵、大工としての経験を駆使し、取り組ませていただきました。結果自身では満足のゆく家に仕上がりました。後はS様と家族の皆様が快適に過ごしていただけたら言うことはありません。山梨ではなかなかこれほどの住宅に挑戦できる機会は少なく施主様には、大変感謝しております。
 
 

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以下4枚の写真はリビングとその天井になります。下の写真は室内から南側を写していて、右側の木枠には襖が入り、畳敷きの居間に続きます。

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天井は化粧梁でボリュームを出し、建物全体とのバランスを考えました。プラスターボードの部分は聚楽のクロス貼りで仕上げます。窓の下は収納カウンターになります。

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天井の木工事が完成しました。木枠の中は照明で電灯が入ります。木枠は大工の手造りで障子紙を貼り、間接照明になります。梁は白木クリアーで仕上げ、木の質感を生かしました。木以外の部分は聚楽のクロス仕上げになります。

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玄関を入って右にある下足室です。こういったスペースを設けることにより、物が片付き、玄関先がすっきりします。室内は棚ではなく、下駄箱にすることにより、見た目の配慮も考えました。戸は両方とも引き戸で中央の壁に引き込まれます。写真では見えませんが、もう1つ戸があり、直接畳敷きの居間へ行くことが出来ます。

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 玄関の天井です。杉柾目、竿縁天井です。

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上と下の写真は玄関ホールから西側(上の写真)と東側(下の写真)を見たところです。上の写真のブルーシートのところには玄関入り口4本引き戸が入ります。廊下の先は2間続きの座敷とその奥に老人室があります。下の写真の右木枠は先程紹介した下足室です。 左のR枠の先はプライベートスペースで、リビング、ダイニング、台所などになります。

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畳敷きの居間です。写真左の枠は下足室への出入り口になります、その先が、玄関です。その右隣は仏間スペースになります。空いているところには4本建ての障子が入り、その上は神棚です、縦格子の所にエアコンが入ります。

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玄関ホール先にある中庭に出ることができる裏土間です。 中庭は4方から眺めることができますが、出入り口があるのはここだけです。他は掃きだしが2方向と浴室になります。壁には下地窓を設けました。

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上と下の写真は外壁を漆喰仕上げにするためのラス下地が終わったところです。ここまでくると、木工事もあと少しです。木工事が終わると、完成に向け建具、畳、照明等それぞれ専門の職人が順次入り、仕事を仕上げていきます。

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玄関ホールです。巾約3間半ちょっと、奥行き2間半の広さがあります。正面サッシの向こうは4方向から眺めることのできる中庭です。右側に居間、台所など生活の場、左側には床の間を配した2間続きの和室などがあります。Rの形をした下がり壁の向こうは裏土間になっていて、中庭に出られます。

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中庭を囲んでいる3方向の内縁の一つです。玄関ホール右奥で、裏土間の向かい側に位地します。天井はそのまま中庭の軒に続いています。

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上下の写真は 家族用の和室です。フローリング貼りのリビングと続いていて両方で居間という考え方です。上の写真、正面の格子はクーラーの室内機を覆うもので、その右は神棚です。下の写真は地袋と丸萩天井です。木枠の中には4本建て障子が入ります。

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正面奥は台所です。システムキッチンが取り付けられています。その左側の小部屋が家事室,

手前がダイニングルームになります。 

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上下の写真は玄関ホール左側の2間続きの和室で、いわいる座敷です。天井高は3メートルあり、鴨居から天井までが1メートル20 センチ、欄間の高さだけでも60センチあります。天井は竿ふちいなご天井で仕上げました。上の写真、右側のブルーシート手前が玄関ホール、下の写真の上方の枠の中にクーラーの室内機が入ります。

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2間続きの座敷の床の間になります。写真中央やや左寄りの柱が床柱です。床柱は桧の割りもので、4寸角の4メートル柱です。2面柾目で、背割れはありません。床柱ではありますが、あえて回りの柱と同じにしました。右側の枠はクーラー下は押入れで襖が入ります。

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