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設計 (株)住まいの松木一級建築士設計事務所
施工 株式会社住まいの松木
完成 平成23年
来客用スペースには、空格子戸をくぐって行く、という設計にしました。ここには二間続きの座敷と客間、濡れ縁があります。
来客用スペースの入り口、空格子戸です。透けていてガラスは入っていません。空格子戸を開けると、天然石が敷いてあります。写真左の框板が客室の入口になります。畳敷きに廊下の正面が二間続きの座敷、右側には濡れ縁があります。
反対側から見たところです。
左の障子は両側の壁に仕舞い込みになっていて、開けると中庭の濡れ縁に出る事が出来ます。右が客室です。廊下は畳と唐松の縁甲板です。
客室です。上の写真の石敷きの所を右に行くとここに来ます。居住スペースとあえて差別化を図り、建具の淵は黒の漆塗り、地袋には金箔を貼りました。
廊下から室内を見たところです。
障子を開けると玄関が見えます。
天井のデザインです。
中から格子を見たところです。
濡れ縁です。コの字型になっています。屋根も化粧垂木と丸太で組んであります。
先々,草木などで植栽をしたら、素敵な空間になると思います。
座敷の写真です。
欄間には、襖を閉めた時に風が抜けない様に透明な板が入っています。
床の間は、本床にしました。
右側の障子の外には、掃き出しの窓があり外に出ることも出来ます。
押し入れもあります。
付書院です。
座敷横の、縁側になります。 天井は、化粧垂木に杉板が貼ってあり、廊下 は畳と唐松の縁甲板が貼ってあります。
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設計 (株)住まいの松木一級建築士設計事務所
施工 株式会社住まいの松木
完成 平成23年
居住スペースを紹 介します。この部分には居間、食堂と対面式になった台所、食品庫、裏玄関、浴等があります。まず居間から紹介します。
畳部分6畳の周りに唐松縁甲板を貼り、8.25畳の居間に仕上がりました。部屋の中央には、掘りごたつを据えつけました。
食堂、台所へ続いています。正面の空間は仏壇が収まるようになっています。神棚もあります。
襖の引戸を閉めたところです。
居間は東南の角にあり、掃きだしの障子を開けると外の濡れ縁に出る事ができます。
居間の照明は間接照明で、目透しの天井と一体となっていています。メンテナンスの為に障子部分は取り外せるようにしました。
老人室の紹介をします。
老人室は、玄関右横、居間の手前にあります。写真は入り口部分です。天井は竿縁天井にして、入り口部分を少し下げ、仕上に丸萩をはりました。下地窓が見えます。
廊下に面した壁には、採風を兼ねた障子の窓を設けました。障子の格子は細かく組んであり、繊細な雰囲気をつくっています。障子を閉めると下地窓が隠れます。その先は廊下になります。
畳部分は4畳半で、周りには物が置ける様に唐松の縁甲板を張りました。
正面は押し入れです。老人室は配色を抑え、シンプルにまとめました。 変化に富んだ部屋ではないのですが、小じんまりとした、なんとも言えない雰囲気のある部屋に 仕上がりました。
老人室の入口です。
老人室裏に位置する左側が収納、右は浴室の入り口です。
裏玄関と、食品庫です。棚をたくさん付けました。何を置いてもいいと思います。
次は来客スペースを紹介します。
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設計 (株)住まいの松木一級建築士設計事務所
施工 株式会社住まいの松木
完成 平成23年
玄関を紹介します。アプローチです。
玄関正面です。玄関戸は建具屋さんによる手造りで、格子を細く入れた、落ち着いたデザインにしました。
玄関戸を入り、土間から正面を見たところです。三方面に飾台があります。右枠を進むと、居間、食堂、台所、老人室など居住スペースになります。左枠を進むと、二間続きの座敷、客間があり、来客用スペースとなっています。
室内から玄関戸方向を見たところです。玄関収納も手造りです。デザインは棟梁の引いたものです。収納戸は杉材で、天板も杉の無垢材の1枚板です。厚味は6㎝あります。t
玄関には腰を下ろす場所もあります。
来客用スペースへは空格子戸をくぐって行きます。空格子戸の向こうには天然石が敷いてあります。ちょっと旅館のようです。
居住スペースの入り口になります。正面の付け柱は杉丸太です。
次は居住スペースを紹介します。
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設計 (株)住まいの松木一級建築士設計事務所
施工 株式会社住まいの松木
完成 平成23年
完成した外観の紹介をします。基礎工事が終わって約1年、T邸が完成しました。
軸組み(一部を除く)以外の木部はすべて木を加工し、施工図は何枚も何枚も画き、すべての納まりを画にしました。
和風住宅にはプロフェッショナルとしての高い技術力が求められます。長い時間をかけ、培ってきた経験なり知識、先人達から脈々と受け継がれている知恵を基に、感性を研ぎすまし、設計者、そして作り手、両方の観点から設計をしました。丁寧な仕事が求められる和風住宅。1年をかけ、施工図を何枚も画き、技にこだわって仕事をしてきました。住宅メーカーとは、同じ単価で内容、手間の掛け方がまるで違います。今回、T邸は、とても良い家が出来たと自負しています。
玄関横、客室前の完成した格子です。存在感があり、良い雰囲気の格子が出来ました。
客室のガラス、雨戸のメンテナンスのために、格子戸は外せるようになっています。
長く続く土庇と、濡れ縁です。部屋からも外からも休めるようになっています。
ほんのり甲の付いた屋根です。土庇の屋根の銅版は葺いて間近よりは、落ち着いてきました。
これから徐々に、銅版特有の味わいになっていきます。
土庇端の隅木です。
太く組まれた丸太の間から、スッと伸びる隅木が綺麗です。
畳敷きの廊下が見えます。
建物西側全景です。
北西の方向から見たところです。
完成した客室について紹介します。
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