設計 (株)住まいの松木一級建築士設計事務所
施工 株式会社住まいの松木
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願満堂新築工事・工場加工仮組
甲府市の南東に位置するお寺から、最上稲荷舎に続き、願満堂舎新築の仕事をいただきました。 最上様は三つ斗組のみだったのですが、今回出組で設計しました。
予算は、最上様,今回と非常に厳しいのですが、大工の意地,心生きです。
出組となると、大斗,方斗,巻斗の数は、三つ斗組の倍以上,,肘木は3倍の数が必要になり,隅斗,支輪なども必要になり、相当設計から,施工図が大変なことになりました。
二手先,三手先となると、この上,尾垂木が必要になり、想像を絶するほど大変なことになると思いました。
枠肘木,支輪です。
大斗,隅斗,巻斗などです。
軒先を支える桔木です。
向拝部仮組をしています。
手狭を彫刻し取り付けました。
工場で1隅仮組をしています。
私の場合化粧隅木,野隅木を,トラス状に組、絶対隅垂れしないように考えます。
出桁芯より5.25尺垂木7本奥から軒先を反らせています。
屋根は起こり屋根で、多少なので山勾配は後取にしました,野隅木も多少の起こりになります。
桔木鼻材を入れ、化粧垂木野垂木に、はさまれる形になり軒を支えます。