画像をクリックすると拡大されます。
建物内部の木工事を紹介します。
S邸は玄関を南面の建物のほぼ中心に配置し、その右側が主に生活の場、左側が来客用に、と設計された横に長い、木造一部二階建ての本格和風様式の専用住宅です。玄関を上がった三間程の玄関ホールの先に中庭を設け、この中庭は家の中の四方から眺められるように設計されています。写真は南西角から中庭方向を見たところです。左側の化粧垂木はその中庭に出入りできる玄関の天井から外部の軒となります。化粧垂木の下には杉丸太が組み込まれています。
中庭に面した内縁,南東の角から中庭方向を見たところです。外部の軒がそのまま家の中にに組み込まれ、内縁の天井となっています。杉丸太は家の中から半分見えるようになっていて、杉丸太の下には壁が付きます。次の写真でその様子が分かります。
上の写真と同じ位置から北方向を見たところです。仕事もだいぶ進み、内縁と分かるようになってきました。杉丸太に下に壁が付き、サッシが入り、カーテンボックスが取り付けられました。
上の写真とは反対に北東の角から南方向を」見たところです。サッシで囲まれたところは中庭で、建物の外になります。中庭を囲む三角はこのように杉丸太が組まれ、カーテンボックスが取り付けられるという非常に手の込んだ仕事となっています。