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和風建築 南アルプス市 T邸  丸太工事

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                       設計 (株)住まいの松木一級建築士設計事務所

                       施工 株式会社住まいの松木

                       完成 平成23年

T邸の丸太仕事について紹介します。

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この丸太は、濡れ縁の庇の桁になる丸太です。下にある大きな丸太が桁になります。上に立っている丸太が柱になります。 柱を逆さにして、柱の小口と桁の丸みが、ぴったり合うまでひかり付けます。

この手前の柱は、桁と桁の継ぎ手に仕込んであり、棟梁のこだわりの一つです。このほうが綺麗に見えます。

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下の写真は、丸太と丸太の継ぎ手です。この継ぎ手は、鯱継ぎと言います。丸太が捩れないように目地が切ってあります。  

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  これは、丸太と丸太が交差する所です。 だいたい、この仕口はボルトで引き寄せてしまいます。 しかし、ボルトを使わずに木を加工して木だけで引っ張る加工をしました。 この加工は珍しく、"捻り鯱" 学名 "あやめ" と言い、ボルトと違い丸太の芯で 部材同士を引っ張る事ができます。

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下の写真の変わった形をしている物が加工した物です。  

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 加工した部材が半分仕込まれた様子です。奥に見える角材が庇の化粧の隅木です。

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 濡れ縁になる場所に据え付けた様子です。写真中央の柱が、先ほどの芯継ぎの柱です。足元は、基礎の時に据えた野石にボルトで引っ張ってあります。

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丸太9.JPG

 

丸太7.JPG  

 次回は、外部格子、濡れ縁について紹介します。

 

 

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